臨時総会でいただいたご意見へのご回答(2023年度)

先日の書面による臨時総会に多くのご回答をいただきありがとうございました。貴重なご意見を様々いただきましたので、この場をお借りしてお返事させていただきす。

⚫︎イベントよりもトイレ等の設備の改善に費用を使ってほしい。

→上野小学校のトイレ環境が決して良くないということは、常々保護者から挙がる声として豊友会も認識し、問題視していました。本来、老朽化した学校設備の改修は豊中市が行うもので、PTA会費で賄うものではございません。豊中市は学校施設改修の一環として、令和7年度までのトイレ洋式化100%を目指していますが、校舎の建て替えが決定している上野小学校は残念ながらその対象に入っておらず、新校舎完成までの間は余程のことがない限り、現在あるトイレを使用し続けることが決定的です。また、2022年度以降、豊中市の予算で年に3回業者清掃が入るようになりましたが、決して大規模な清掃ではありませんので、一番気になるニオイの改善にはあまり繋がっていないのが現状です。

今年度、豊友会では学校との相談の上で、全トイレの状態を調査し、豊中市の清掃とは別にPTAの予算で清掃業者を入れることを検討してきました。(豊友会HPの第3回運営委員会議事録で内容をご覧いただけます。)そして、2021年に清掃業者を入れた前例に倣い、児童のいない春休みを使って、業者による全13箇所トイレクリーニング・光触媒抗菌コーティングを施すことを決定しています。この処置により、根本的に問題が解決するわけではありませんが、少なくともある一定期間はニオイ抑止の効果が期待できるものと考えています。また、児童が行うトイレ清掃は今まで自前の上靴のまま行っておりましたが、衛生面の観点から、清掃時に使用できるトイレ用のスリッパを購入し、次年度から導入したいと思います。児童が少しでも気持ちよくトイレを使用できるように、皆さまのPTA会費を有効に使わせていただきますこと、どうかご了解ください。

 

⚫︎会則の改定案について、総会の原則が会議開催である文言を残す必要性が分からない。オンラインや書面を基本としても問題ないのでは?

→実際、運営委員会(豊友会HPの第4・5回運営委員会議事録で内容をご覧いただけます)にて、「原則として会議」の文言を残さない案も出しましたが、PTAの取り組みが一方的になることや、保護者とのコミュニケーション不足を心配する声もあって、多数決の結果、「運営委員会が必要と認めた場合」というワンクッションを挟んだ、より慎重な案が採用となった次第です。中には、思い切った変更にならなかったことを、まどろっこしくお感じになられる方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは書面総会の可能性を開くことこそが第一の目的と考えて取り組んできましたので、今回の臨時総会において可決されたことを前進と捉え、運営委員会の決定にご理解いただければ幸いです。また、次年度以降、実態に則した形で文言が変更されていく可能性は大いにあると思いますので、引き続き、豊友会の活動にご注目ください。

 

⚫︎現代に見合ったPTA活動に変化していってほしい。ボランティアありきの活動は難しいと思うので、応募者が乏しい活動に関しては報酬を会費から支払うなどしてはどうか?また委員会数が多いので合体させて負担を減らしたり、存続も含めた検討が必要だと思う。

→おしゃる通り、時代に合わせてPTA活動も変化していく必要があると強く実感しています。豊友会には委員会活動とは別枠で自由参加のサポート隊というお手伝い制度がありますが、ごく限られた方の参加しかなく、善意のみに頼った現行の制度には限界を感じております。そこで、参加者を増やすためには時代に合った新たな提案が必要と考え、報酬と考え方としては似ているのですが、特典(メリット)を設けることといたしました。具体的にはお手伝いをポイント化し、ポイントを貯めることで委員経験を獲得できる『サポートポイント制』というものです。この制度の詳細に関しては追ってご説明の案内を配布いたしますので、次年度から始まる新たな取り組みにどうかご注目ください。

またこれとは別に委員会の活動内容の見直しや負担軽減の取り組みを、今後も継続的に行っていくべきと考えています。単年での関わりで組織を抜本的に改革していくことは大変難しいことですので、メンバーが変わる中で、年々少しずつ、時代に合わせた形に変化していくことを目標にしていければと思います。

 

⚫︎役員の負担をなるべく減らすように時代に合わせて変えれるところは変えるようにできたら。

→コロナ明けの今年度は多くのイベントが再開されたため、役員の負担は確かに大きいものがありました。その中でも、自前で行なっていた作業を外部発注したり、イベント内容を見直すなど、運営の効率化を計ってまいりました。(豊友会HPの運営委員会議事録をご参照ください)今回の会則変更にも時代に合わせた効率化の目的があり、今後の役員の負担軽減にも大きく繋がるものと期待しております。

 

⚫︎現在の会則では役員の同役職の再任は不可となっていますが、成り手が少ない現状を踏まえ、「2年連続での再任は不可とするが、3年目からは同役職での再任可能」とするように会則を変更してはどうか?

→現行の会則では各役員の任期は1年とし、再任を認めていません。これにはある特定の人物がPTA活動に大きな影響力を持たないようにするため、あるいは組織を風通し良くするため、という意図が汲み取れます。ただ、役員の成り手が極端に少ない中で、意欲のある人が再任できないという現状に対して疑問が生じるのももっともなことだと思います。こちら次年度以降の協議事項として引き継いでまいります。

 

⚫︎共働き家庭が多いので、祖父母が委員を担うことを可能にしたら円滑に運営できるのでは?

→現行の会則でも、父母が何らかの事情で会員になれないような場合は、その代わりに祖父母が保護者として豊友会に加入することは可能ですので、意欲のある方に委員活動をしていただけるのであれば、とてもありがたく思います。ただ、父母共に会員で、さらに祖父母も参加するとなった場合は名簿等の管理や状況を把握することが大変難しくなり、安全管理の面でも様々な問題が懸念されます。また、各家庭でそれぞれ事情が異なるため、不平等に感じられる方も出るでしょう。このように、祖父母のPTA参加にはいくつかの課題がございますが、例えば豊友会が証明書を発行することで単発のお手伝いを可能にするなど、今後の工夫次第では一部実現も可能かと思いますので、こちらも次年度以降の協議事項として引き継いでいければと思います。

一方で、上野小学校は令和4年度より、学校と地域住民が一体となって学校運営に取り組む『コミュニティ・スクール』のモデル校となっていますので、教育活動の場で祖父母の世代の方々のお力とお知恵を拝借する機会がこの先増えていくことは間違いありません。

以上がご意見に対する回答となります。貴重なご意見をいただきありがとうございました。